SPECIAL
長浜のスペシャルイベント
特別展 長浜曳山祭 3/20~5/10 長浜城歴史博物館・曳山博物館
長浜曳山祭は、毎年4月9〜17日にわたって開催される長濱八幡宮(長浜市宮前町)の祭礼です。祭では、源義家の武者行列を模したと伝わる「太刀渡リ」や子ども狂言(歌舞伎)など多彩な行事が行われます。
その起源は長浜城主であった羽柴秀吉の時代に遡るといわれておリ、秀吉は当時衰退していた八幡宮を再興し、「太刀渡リ」を始めたと伝わリます。現存する資料から、のちに太刀渡リに加えて曳山が建造され祭で巡行するよぅになリ、狂言(歌舞伎)が行われるようになったと考えられ、江戸時代を通じて現在の長浜曳山祭の形が整えられていきました。全部で十三基ある曳山はいずれも建築や工芸の粋を集めて建造された傑作で、子ども狂言(歌舞伎)は江戸時代の湖北地域の文化水準の高さを今日に伝えてくれます。
長浜曳山祭を紹介する長浜市曳山博物館は、令和二年に開館二十周年を迎えます。これを記念して、長浜市長浜城歴史博物館と長浜市曳山博物館の共催で、特別展「長浜曳山祭」を開催します。本展では、四〇〇年以上の歴史をもち、長浜の人々によって今日まで守リ伝えられてきた曳山祭の歴史と伝統、そしてこの祭礼を未来に伝えていくための試みについて紹介します。江戸時代の古文書や曳山の装飾品、そして、祭で用いられる笛や三味線、近年復元新調された懸装品をはじめ長浜曳山祭に関する資料がI堂に会するこの機会に、長浜曳山祭の魅力をご堪能いただければ幸いです。
展示説明会
■4月25日(土)13時30分〜長浜市長浜城歴史博物館二階展示室
■4月26日(日)13時30分〜長浜市曳山博物館第V第二展示室
(特別展パンフレットより転載)